最後まで文章を読んでもらうテクニック
書きたいことは決まっているけど、文章の書き出し、書き始めである導入部で何を書けばいいのかといきなり躓いてしまう人もいるでしょう。
しかし、もしあなたが人に読ませるための文章を書いているのであれば、導入部で書くべきことは決まっています。それは読む人が最後まで読んでくれるようになるための文章を書くことです。
実は初めにあることを書くことで、そのあることを読んだ人は、最後まで文章を読むようになります。ちょっとしたことで、誰にでもできる簡単なことですが、これを意識するだけで、あなたの文章を読む人、誰もがあなたの文章に最後まで釘付けになります。
最期まで文章を読まれれば、それだけあなたの記事に対する滞在時間も長くなり、SEO効果も上がります。ちょっとしたことで、読む人をコントロールすることのできるテクニックをぜひ身に着けてください。
初めに書くべきことはなぞなぞの問い?
人が文章を読むときは、知らないことを知るためです。知っていることならわざわざ読みません。よって、初めに書くべきことは、読者がまだ知らないことが書かれているといういことを伝えることで、読者の気を引くことができます。
たとえば、人はなぞなぞの問いを聞いたとき、その答えを知りたがります。ところが、もしそのなぞなぞの問いの答えを知っていたら、わざわざ答えを知りたがらないでしょう。
つまり、なぞなぞの問いをはじめにすべきではあるけども、さらに、相手がまだ知らないなぞなぞでなければならないわけです。
では文章を書くにあたって、まだ知らないであろうなぞなぞを書けば、最後まで読んでもらえるのでしょうか?
このなぞなぞが気になった人は、この答えを知りたくなるはずです。この答えは文章のどこかにありますと言えば、文章をくまなく見て探そうとするでしょう。このなぞなぞの答えは文章の最後に乗せておきます。
くだらないなぞなぞにはそもそも興味を持たない
人はまだ答えを知らないなぞなぞを出されると、その答えを知りたくなるといいました。
しかし、もしそのなぞなぞが、くだらないなぞなぞであれば、その答えがなんであるか、ということは読者にとって関心の対象にはなりません。
「10本の足がある紫色のうさぎが赤色になりました。なぜ?」
「首の長さが100mあったキリンが宇宙にいきました。なぜ?」
というようななぞなぞがあったとします。しかし、このなぞなぞの答えに興味を持つ人は、ほとんどいないでしょう。 なぜでしょうか?
それはそもそも、このなぞなぞの問いがバカバカしすぎるからです。「10本の足がある紫色のウサギ」も「首の長さが100mあるキリン」も、この世に存在しない生き物であることは明白です。
こんなウサギもキリンも、ほとんどの人にとって関心の対象がいなわけです。
つまり、なぞなぞであっても、人の関心に沿うような問いでなければならないわけです。
人が一番関心を持つことはその人自身である自分自身
では、どんなことを書くと、人は関心をもってくれるでしょうか?
それは、その人自身のことについて書けばいいのです。誰もが一番関心を持つことは、その人自身、つまり自分自身です。
その最たる例が、アグネス・チャンさんです。
アグネス・チャンさんは、ユニセフ親善大使として、貧しい国を助けるために活動をされています。大変立派なことだと思います。
では、アグネス・チャンさんは、貧しい国の人たちを助けるために、自分のことは二の次にしているでしょうか?貧しい国の人を助けるために、私財をなげうって、貧しい国の人たちにすべてをささげているでしょうか?そんなことはありませんね。
まずはご自身のご自宅に十分なお金を使ったうえで、その次に貧しい国の人を助ける活動をされています。
つまり、読者自身のことに関して書かれたことに、読者は興味を持つわけです。つまり、なぞなぞはその読者の興味に直結したものでなければならず、その興味とはその読者自身のことであるべきなのです。
読者のことについてのなぞなぞが文章の導入部に書かれていれば、人はその文章を最後まで読むわけです。
読了後に訪れる素晴らしい変化
読者が答えを知りたくなるなぞなぞ、最期まで興味を持って読みたくなるなぞなぞと言っても、なかなかぴんと来ない人も多いかと思います。
それをもっと、スマートに言い換えると、次のようになります。
「文章を読む前と読んだ後で、どのような素晴らしい変化があるのか、それを具体的に伝えること」
その具体的な結果に憧れる人は、その文章を最後まで読むことになります。
これが、読者が興味をもつなぞなぞであり、その後に、答えとその答えに行きつくまでの説明を書けば、読者はその文章を最期まで興味を持って読むようになります。
※なぞなぞの答え → 2じ。おやつは三字で今は二字というオチですw