紙媒体と違うインターネットでの文章の書き方
インターネットではインターネット用の文章の書き方があります。
インターネットで記事を書く際には、読む人のことを意識するのは当然ですが、それ以外にも意識しなければならないことがあります。特に私は今まで、雑誌などに寄稿をしてきましたが、ここでは雑誌などの紙媒体と、インターネット向けの文章の違いに焦点を当てると、次のとおりです。
1,読む人の環境
2,検索エンジン
ではこれについて、解説していきます。
読む人の環境を意識する
紙媒体の場合は、ほとんど、原稿などに文章を書けば、それを編集者やデザイナーなどが読みやすいように編纂してくれます。
だから、書く方は、決められた原稿の枚数に、指定の文字数になるように文章を書くだけの場合がほとんどでしょう。
ところが、インターネットの文章の場合は、ほとんどの場合において、書いたらすぐそれが、公開されます。
つまりどういうことかともうしますと、文章のレイアウトも、自分で気をつかなわなければならないのです。
ここが、雑誌などで文筆をしてきた人たちが、気をつけなければならない、大きなポイントですね。
こまかなレイアウトに関しては、後述するとして、ここで特に強調したいのが読む人たちの環境に配慮したレイアウトを心がけようということです。
どういうことかといいますと、インターネットもちょっと前までは、デスクトップ、ノート型パソコンなんかが主流だったのですが、今は、スマホもタブレットも出てきたということです。
そして、インターネット上の文章閲覧に関して、スマホで見る人の割合が非常に多くなってきているということです。
インターネット上の文章を作成するのは、ほとんどパソコンを使うでしょうけども、見る人の多くはスマホを使っているといことです。
パソコンにもスマホにも対応する、いわゆるレスポンシブルデザインを意識して書く必要が出てきたということです。これが読む人の環境を意識するということです。
検索エンジンを意識する
あなたはなぜ文章を書きますか?それは人に読んでもらうためですよね。
インターネットの場合、他人に読んでもらうには検索エンジンで表示されるようにしなければなりません。
※これに関しては、最近は検索エンジンだけでなく、ソーシャルメディアを利用して、書いた文章を広める方法も普及してきました。それにかんしては、また後日述べたいとおもいます。
検索エンジンに拾われやすくする、あるいは読んでもらいたい人に見つけやすくするような書き方で、文章を書き、レイアウトすることが、非常に大切なことです。
インターネットは今もまだなお、進化し続けていますので、「これが正しい」という唯一無二の方法はまだありません。
大げさに言えば、ちょっと前まで常識だったことが、簡単にひっくり返るのがインターネットの世界。
いろいろな、裏ワザのようなテクニックもたくさんあるのは知っていますが、ここでは、どんなにインターネットが進化しても、普遍的に変わらないであろう、テクニックを4つのポイントとして開設します。。
キーワード(本当は意識する必要はない?)
SEOで一番重要なものが、キーワードです。なぜなら、人は検索するときに、キーワード、単語を検索窓に打ち込んで、検索をするからです。
本来は、キーワードというのは、書いた文章の中から自然に決まるものです。キーワードとは、とどのつまり、その文章の究極のまとめです。
だから、あなたが書きたいことを書けば、あとは、勝手にコンピューターがキーワードを決めてくれるわけですから、本来であれば、キーワードを意識する必要はないのです。
しかし、そうした理想論は、今や一昔前のはなしです。
この情報化の現代において、何が言いたいのかよくわからない文章ほど迷惑なものはありません。次々と情報が押し寄せる現代において、そうしたよくわからない文章は、即座に見捨てられ、人に見られることなくたくさんの情報のなかに埋もれていきます。
今の時代は、強くキーワードを意識して、そのキーワードに沿った文章を書くように心がけることが、非常に重要です。またそして、それによって、自然にSEO対策にもなっているのです。
具体的には次の通り
- タイトルと記事エントリーの説明文、カテゴリなどにキーワードを含める
- タイトルには極力左側にキーワードがくるようにする
- .各ブログの記事に狙ったキーワードが適度に入るようにする
文字量は400字以上・・・しかしそれは根拠なし?
一般的に、検索エンジンから評価される最低限の文字数は、400字と言われています。実はこれに関して、決してそう決まっているわけではないですし、本当に検索エンジンがその文字数を評価しているかも、誰も知りません。
これは、多くの人がそのように推測しているだけの、まったく根拠の無い数字です。
、あまりこの文字数に気を取られすぎる必要もありませんが、しかし、最低限、このくらいの文字数を意識しないと、「情報が乏しい」と検索エンジンプログラムに判断されるであろうことは、だれでも簡単に想像つくことでしょう。
そもそも何か、書きたいことがある時、情報を伝えるときに、このくらいの文字数がなければ、相手に伝えるのも難しいかとおもいます。
一つの目安として、最低限400字を心がけてみてください。
文章は長ければ長いほどいいのか?
では、文字数は、多ければ多いほうがいいのか?たしかに、長ければ長いほど、検索エンジンからより、評価されることが多いです。
しかし、文字量が多くなってきた時の問題点としては次のものがあります。
- テーマがぼやけてくる
- 画面に収まらず、見づらくなってくる。
文字量が多くなってきた時、SEOを考える上で、気をつけなければならないのは、全ての文章が、意識しているキーワードに沿ったものか、ということです。
あまりにも、キーワードからかけ離れた文章がたくさんあると、逆に検索エンジンからの評価が落ちてしまいます。また、一回の画面に表示できる文章量も、限りがありますので、あまりにも文章量が多くなるような場合は、今一度、キーワードに沿っている文章であるかを見なおして、文章を整理して、新たなページに書いて、それをリンクでつなげるようにしたほうが、内部SEO的にも評価されるようになります。
また、文章量が多くなった時は、後述するレイアウトにも気を配りましょう。
レイアウトで大切な4つのポイント
このレイアウトこそ、インターネットで文章を書く上で、従来の物書きと大きく違う点であり、また、インターネット独自のものです。
インターネットにおいて、次のことを意識することで、読みやすくなるのはもちろん、SEO対策にも効果を発揮します。
- 小見出しを活用する
- 画像を活用する
- リンクを活用する
- 一行の文字数にも気を配る
です。では順番に見て行きましょう
小見出しを活用する
必ず、文章に小見出しをつけて、文章を小分けにするクセを付けましょう。この際、大切なのが、HTMLタグを使用することです。
これはH1、H2といったたぐのことで、”
ここに文字を入れます
”。
これにより、文章が格段に見やすくなる上に、どんなディバイスでみても、文章の区切りがきれいに表示されるようになります。また、こうした理にかなったタグの使い方は、検索エンジンに評価されるようになります。
画像を活用するにはサイズと文字情報を
紙媒体と違い、インターネットは非常に気軽に画像を使うことができますね。文章中に画像を使うことで、読む人にとってもアクセントになって文章が読みやすくなりますし、検索エンジンからも、画像を使用していると評価されるようになります。
しかしその際に注意すべきこととして、画面にあった適度なサイズにすることと、写真のキャプションを活用することです。
サイトにのせる画像は、必ず、絶対に適切なサイズにリサイズして使いましょう。具体的には、どんなサイトでも横800px以上は必要ないと断言できます。
また、文章中に織り交ぜて使う画像であれば、横幅は350px程度でいいとおもいます。これ以上大きい写真を使うと、文章の回りこみをさせた際に、レイアウトが見にくく崩れてしまいます。
また、できるかぎり、写真にその写真に会ったタイトルを付け、できればキャプションもいれることをオススメします。検索エンジンは画像も評価対象にしています。画像を入れるだけでなく、画像が何であるかを、言葉でも説明することによって、当然、検索エンジンの評価も上がりますし、また、言葉の情報が入った画像は、画像検索にも引っかかりやすく、画像検査っ経由でのアクセスも呼び込めるようになります。
更新、更新、更新、そして更新
上記のことを頭に入れた上で、とにかく、できるかぎり、次々と更新していきましょう。更新を繰り返すことで、サイト全体の評価が目に見えて上がってきますし、それにともなって、アクセスも増えていきます。
そうしたSEO的にも効果がありますが、なによりも、更新を繰り返すことで、貴方自身、インターネットでの文章を書くスキルが、向上していきます。
不思議なもので、書けば書くほど、どのように書けばいいのかがわかってきますし、今よりも、もっと上手に、もっと早く書けるようになります。
検索エンジン対策という、ゲスな考えでもいいですから、とにかく更新を心がけましょう。
そうすれば、検索順位を上げることができるだけでなく、あなたの能力も上げることができるのです!