アナログを使っていた理由
わたしはつい最近まで、ずっとアナログ時計を使ってきました。アナログ時計を使って来て、なんの不満もありませんでした
どう考えても、デジタル時計よりアナログ時計のほうが優れていると思っていました。その理由は以下のとおりです。
1, ビジネスシーンで恥ずかしくない
アナログ時計を使っていた一番の理由は、ビジネスシーンで恥ずかしくないことです。
巨額な予算が絡むような重要な契約の場面において、ビシっと決めているビジネスマンなんかは、ほぼ例外なく、アナログ時計をしています。
逆に、契約相手がデジタル時計をしていると、なんか不安に思います。アナログ時計は相手に対して、デキるビジネスマンという印象をあたえることができるのです。
2, ぱっと見て時間を把握できる
アナログ時計はビジネスシーンにおいて、いい印象を与えることが出来るだけではありません。
実用的にも、時間を瞬時に把握しやすいし、見やすいですね。
ビジネスシーンなんかで、時間を確認することは相手に失礼なので、時間を確認したくても時計をみにくい場面なんかがよくあると思います。
そうした時、アナログの腕時計であれば、袖からちょっと出して、ちらっと見た時に、ぱっと大体の時間を瞬時に把握することができます。
ぱっと見て時間を把握するということに関して、やはりアナログはデジタルより格段に優れていると思います。
3. かっこいいし高級感があるデザインが豊富
腕時計を買う場合、選択肢の数は、アナログ時計のほうが断然多いですね。
国内で腕時計を販売している主要メーカー、カシオ、セイコー、シチズンなどでは、カシオ以外はその腕時計の発売ラインナップにおいて、現状、デジタル時計はほぼ見つかりません。
昔はもっとあったような気がするんですが、需要がないのでしょうか。売れないのでしょうか。
だから腕時計を買うとなったときに、あえてデジタルを選ぶとなれば、よっぽどの強い動機や目的がないと、デジタルの腕時計を選ぶという人はいないでしょう。
Gショックが最高のオシャレアイテムだと知ってデジタル時計生活に
ビジネスマンにとって、アナログ時計を選ぶ理由はたくさんあるけど、あえてデジタル時計を選ぶ理由もないし、必要もないでしょう。
しかしある日、何気なくインターネットを見ていて、ハリウッドの映画俳優キアヌ・リーブスが大ヒット映画「スピード」の中でデジタル時計の代表といってもいい「Gショック」を付けて以降、こぞって日本の芸能人たちもGショックをするようになったオシャレアイテムだということを知り、無性にGショックが欲しくなりましたw
値段も、そこそこ手頃なので、完全に勢いでGショックをアマゾンでポチってしまいました。
そしてせっかく買ったのであるから、今までしていたアナログ時計をやめて、Gショックを普段のみならず、仕事でもつけていきました。そうして半ば強制的にデジタル時計の生活に切り替えた所、生活に驚くべき変化が現れたのです。
時間を守るようになった
デジタル時計に変えて一番驚いたのが、時間を守るようになったんです。
なぜか?
アナログ時計の場合は、時間を確認する際に、長針短針の針の位置関係でパッと見て時間を把握するけど、デジタル時計で時間を確認するときは、何時何分であるかを数字で確認するために、時間の感覚の曖昧さを持たなくなったからだと思います。
いろいろと忙しい時は、約束の時間があってもぎりぎりまで作業をしているのが常ですが、アナログ時計で時間を確認していると、時間を確認したつもりでも、特に何時何分という意識よりも、なんとなく針の位置関係から、あとこのくらいなら大丈夫、なんて思ってしまうものです。
しかし、デジタル時計の場合、有無も言わさず、今、何時何分何秒かということを確認させられるために、そうなると、あ、残り時間は53分しかないな、とかいように、はっきりと時間を数字で意識するようになります。
そうなると、たとえまだやり残しの仕事があったとしても、この時間に出なければもう間に合わないから、仕事を切り上げて次の約束に出発しようという気になります。
デジタル表記による数字だと、曖昧さを許さなくなってくるのです。
たしかに時間を確認できる速度はアナログ時計に劣ります。アナログ時計ならぱっと見て時間をだいたい把握できますが、デジタル時計の場合、時間を確認するのに、注視しなければなりません。その差、ゼロコンマ何秒の世界でしょうが、それでもアナログ時計になれた人だと、少々面倒に感じるかもしれません。
しかしその反面、時間を数字でしっかりと認識するために、時間の感覚がはっきりするようになったのです。
それにより、仕事もメリハリが付き、効率があがりました!
デジタル時計は」経営の神様藤田田の経営哲学そのものだ!
マクドナルドが日本になかった時に、その日本法人を任されたものの、アメリカの本社の意向に逆らったやり方を貫き通して、マクドナルドの日本進出を予想以上の大成功に導いた藤田田氏は、経営の神様、カリスマ経営者とも呼ばれている。
その藤田田氏の経営哲学の中に、「生活の中に数字を持ち込め」とある。著書の中で次のように言っている
私はいつも数字をあげて目標を掲げます。(覚書き|藤田氏は会計の数字だけでなく、秒数や、距離、人口統計、その他の数字データを企業計画の土台として活用していた。そのため会社が急成長してもすぐに失速するという事態には陥らなかった)
これはまさに、デジタル時計が時間を強制的に数字で認識させること、そのもので、なるほどなぁと思ったのです。
デジタル時計のデメリット
では、デジタル時計のデメリットはなんでしょうか。今までアナログ時計だったのがデジタル時計に変えてみて、不便に思ったことは何でしょうか?
それはやはり、ビジネスシーンには不向きだということです。ビジネス会議や、契約交渉の場において、相手は見た目がギラッとした時計をしていて、こちらがGショックのような、ウレタンバンドの時計をしていると、どうしてもやはり引け目みたいのを感じるし、またおそらく相手も、ウレタンバンドのデジタル時計をしているような人だと、どこか不安に思ってしまうのではないでしょうか。
そうです、完全に相手に対する見せかけ、見栄えみたいのは、デジタル時計に比べると、ずっと劣ります。自分だけの世界ならそんなことは関係ありませんが、相手があってのビジネスの場では、信用力という点で、損をしてしまうでしょう。
その証拠に、有名な経営者などでデジタル時計をしている人を見つけることはほぼ不可能でしょう。
そもそもビジネスシーンで袖先からちらりと見えても恥ずかしくないようなデジタル時計がなかなかないんですね。
しかし、電気シェーバーで有名なドイツのブランド、ブラウンから高級感のあるビジネスシーンで使えるデジタル時計が出ています。
もし藤田田式の経営哲学を実感してみたい人は、こうしたデジタル時計を使ってみてください。仕事の効率が上がることまちがいなしです