自分に集中力がないのは病気が原因?と思う前にするべきこと
集中力が続かないのはカルシウム不足のせいか?
「試験勉強してても、ついつい気が散っちゃって、ネットサーフィンしちゃったり、漫画やゲームしちゃったり」
「お前は集中力がないからこんなミスをするんだ!」しごとで怒られちゃったり
あるいは子供をもつ親御さんは、たいてい子供が集中力がないから勉強しないと思っていることかと思います。
たしかに、注意欠陥・多動性障害といった集中力が保てない病気もありますし、カルシウムの不足が原因になっていることもあります。
かといって病院に行ったり、新聞広告の宣伝文句を鵜呑みにしてDHAやEPAのサプリメントを購入する前に、まずするべきことがあります。
しかし、原因をそうした病気のせいにして、医者やサプリメントといった自分以外にその解決を求めようとする前に、まず自分自身で取り組むべきことをして見ましょう。
あなたの集中力欠如は病気か?
まず自分自身を振り返ってみてください。
漫画やゲームなんかだと、没頭できる、遊びや趣味をしているときは時間を忘れる。映画やドラマを何時間も休みなしで見ていた、なんてことはないですか?
もし、どんなことをやるにしても、集中力が保てないのであれば、それは本当に病気の疑いがありますが、多くの人は、自分が楽しいと思えることは集中できるけど、やりたくないことには、集中力が保てないだけなのです。
二種類の集中力
集中力には二種類あります。どうしてもやらなければならないことをやる、忍耐力を伴う集中力と、楽しいから集中してしまう集中力です。
どちらの集中力にも共通しているのが、集中するための強い理由があるのです。
子供のうちから勉強が好きな人は、ほとんどいません。しかし、子供は学校に行ってみんな同じように勉強をしなければいけません。やりたくなくても、です。やりたくないことをやらされているのだから、集中力をもってやるには、かなりの忍耐が必要になります。
大人になればなるほど、やりたくないのに、我慢してやる能力がついてきます。やりたくないことを我慢してやり遂げるのに集中力をつかっても、やったことは身につきません。
やりたいと思えることをやるのに集中力を使うようにしましょう。
実は、ほとんどの場合は、集中力がないのではなく、やっていること(勉強や仕事)に興味が持てていないだけなのです。
つまり二つの集中力のうち、忍耐力を伴う集中力を克服するためには、今から集中力をもってやろうとしていることに関して、一度立ち止まって、興味を引き付けるものはないか、を考えてみることで、集中力をもってこなすことができるようになるのです。
苦しみを喜ぶ人もいれば退屈なことを延々とやる人もいる
それでも多くの人は、いくら考えても、勉強に興味を持てないし、仕事が楽しいとは思えないというでしょう。しかしあなたがつまらない、退屈だと思っていることでも、それを楽しいと感じてやることができる人はいます。
マラソンなんてひたすら走り続けて、走るだけのことなんて、疲れるだけだしただの拷問だと思う人もいれば、マラソンで走ることに喜びを感じ、楽しむ人もいます。
自分がつまらないと思っていることでも、楽しいと考える人もいるということを思いつつ、これから取り組むことに、なにか興味を持てる点を見つけてみましょう。
それを発見することで、驚くほどの集中力をもって望むことができるのです。