ホームページをアクセスアップさせるためにはスマホを意識する
パソコン感覚でホームページを作っていると読者は離れる
多くの人はホームページを作るのに、パソコンを使っているでしょう。
というか、ホームページを作るのにスマホを使うと、あまりにも作業効率が悪すぎます。ホームページを作るには、パソコンを使うべきです。
しかし、パソコンを使ってホームページを作っていると、ついついと、スマホを使ってホームページを閲覧する読者のことを忘れがちです。
その結果、多くの読者に嫌われるホームページを作ってしまいます。
なぜなら、パソコンの画面は広いですが、スマホの画面はとても小さいですし、また、スマホに比べてパソコンは通信速度や表示速度が速いことが多いので、スマホのスペックで見るには不便すぎるホームページを作ってしまいがちだからです。
その結果、せっかくの読者も、離れてしまうというわけです。
一度に全てを見せようとするレイアウトをやめよう
あなたのホームページは、訪問者を逃さないために、といろんなリンクを貼っていたりしませんか?
サイドバーやウィジェットなんかで、最近書いた記事、人気記事トップ10とか、関連記事とか、おすすめ記事とか。
まるで歌舞伎町のようなホームページになってませんか?
確かに、ホームページにはいろいろな人が来るから、せっかく訪れてきてくれた人を一人たりとも逃したくない気持ちはわかります。
でも、パソコンのように広い画面で有れば、たくさんのリンク先を載せることができますが、それよりも半分以下の画面の広さしかないスマホの画面には、表示しきれません。
ですから、少ない画面の中で、どう読者を自分が望むように誘導していくかを考えたうえで、レイアウトを考えるべきです。
選択肢がありすぎると、読者はどれを選べばいいかわからなくなり、そうなると、そこに自分の望むものを見つけ出すのは困難だと言う事で、もういちど、検索サイトにもどって別のホームページを探しに行って今いかねないのです。
書手と読者の関係の現実
また、パソコン画面に合わせて、文字などの凝った装飾を施したり、レイアウトをしたり、表を組んだりしがちですが、それらはスマホ画面でみると崩れてしまったり、かえってみにくくなって、表示速度を遅くする原因にもなります。
パソコン画面とスマホ画面の圧倒的な広さの違いを明確に意識して、何を表示させるべきかを考えましょう。
無頓着になりがちな読み込み速度
パソコンで作業をしていると、ついついスマホでの読み込み速度に対して、無頓着になりがちです。
回線だけでなくプログラムの処理速度も、スマホよりもパソコンの方が早いことが多いため、パソコンでの表示速度を基準に、ホームページを作ってしまいがちです。
そのため、スマホでは必要以上に大きなサイズの画像を使ってしまいがちです。
最小サイズの画像を使ったり、最小限の装飾を心掛けるなど、スマホでの読み込み速度を意識したホームページ作りを心掛けることが、訪問者の閲覧ストレスを下げて、愛されるホームページにつながります。
導線を意識したホームページ
では、スマホを意識したホームページ作りとは、どうすればいいのでしょうか?
仕組化研究会が考える一つの答えとして、「導線を意識する」です。
ホームページに訪問してきた読者が、ホームページから入って出ていくまで、どのように導くかを意識してホームページを作るのです。
スマホの画面は小さいから、一度にたくさんの情報を表示させることができません。
つまり、多くの選択肢を表示することで、読者の興味を引き付けておくことが難しいのです。
となれば、訪問者の興味が途切れてしまわないように、サイト内で訪問者を積極的に導くコンテンツ作りが必要です。
つまり、導線を意識すると言う事です。
読者が何を求めてホームページにやってきたのであろうか。読者が読みたい内容とはどういうことか?
読者が読み終えた後に、その時に求めるものは何か?
そうした、徹底的に読者の導線を意識したホームページにすることによって、読者は、ホームページを読み進めるためにスクロール以外のことを考えなくてよくなります。
そうしたことを意識することで、読者がスマホの画面から目を離すことができなくなるようなホームページにすることができるのです。
ちょっと抽象的になりすぎたかもしれませんので、これはおいおい、具体的にわかりやすく説明していこうと思います。
わざとスペックの低いパソコンで作業する
あまり難しいことを考えず、とにかくスマホで見やすいホームページを作りたい、という人もいるでしょう。
そうした人にお勧めしたいやり方が、わざとスペックの低いパソコンを使って作業をしてみると言う事です。
スペックが低いと、単純になんでも動きが遅くなりますよね。
そうなると、よりパソコンやCPUなどに負担がかからないような作り方を強く意識するようになります。
それによって、結果的にスマホ閲覧者に優しいホームページにつながります。
まとめ
2020年現在、ホームページを閲覧するディバイスの割合において、スマホは8割を占めているといわれています。
その一方で、ホームページ制作をスマホだけで行っている割合は、逆転します。それどころか9割以上がパソコンを使用してホームページ制作をしているでしょう。
パソコンを使うと、画面が広かったり、処理速度などが速かったりするために、それに合わせたホームページ制作を行いがちです。
そうしてできたホームページは、パソコンでは見栄えがするかもしれないけども、逆にスマホでは見にくいホームページになってたりします。
そうすると、ホームページ閲覧者の離脱を招き、SEOランクも下がり、アクセス数も減ってしまいます。
そうしたことが起こらないように、常にスマホを意識したホームページ制作を行いましょう。