
URLを変更したい
今までウェブサイトを構築してきたものの、何らかの理由で、アドレスを変更したいという場合があるかもしれません。
たとえば、日本語URLを使っていたけども、英文字のURLに変更したいだとか。
SNSでアドレスが参照URLとして使われる場合、日本語URLだと色々と不具合が出てくるために、
それでやはりアルファベットのURLにしたいと考えている人も多いかと思います。

アドレス変更をすると、SEOの順位が下がってしまうんでは、と不安になる人も多いかもしれませんが、
変更後のアドレスにメリットがあるなら、思い切って変えたほうがいいですよね。
ある程度のSEO損失は覚悟しなければいけませんが、
被害は最小限に抑えたいですよね。
301リダイレクトでアドレス変更の被害を最小限に抑えよう
フェイスブックのイイねやツイッターのつぶやきのリンクに関しては、
残念ながらアドレスを変更してしまうと、リセットとなってしまいますが、
グーグルでの検索順位に関しては、グーグルの性能も進化してきているので、
きちんとアドレス変更の通知とうをやれば、
ほぼ順位をそのままで、新しい住所に引き継ぐことができます。
検索順位を可能な限りそのまま引き継ぐやり方で、グーグルも推奨しているのが
301リダイレクトという方法です。
301リダイレクトを設定すれば、グーグルが言うには数週間で、
検索情報は新しいURLに引き継がれるそうですが、
多めに見積もっても数ヶ月も301リダイレクトを設定しておけば、
今までの検索順位そのままで新しいアドレスに移動できるでしょう。
ワードプレスならプラグインで簡単に301リダイレクト設定できる
301リダイレクトの方法として、一般的なのが、「.htaccess」ファイルを組み込む方法もありますが、
これは、ファイルを自分で記述しなければならないし、一文字でも間違ったり、空白が入ってしまったり
すると、設定できないし、FTPアクセスをしなければならないしと、初心者にはハードルが高いですね。
さらに、.htaccess で設定してしまうと、設定した瞬間から、元のアドレスの管理画面に
入れなくなってしまいます。
でも、ワードプレスであれば、プラグインが用意されていて、簡単確実に設定ができますし、
リダイレクトを実現しつつ、元のアドレスの管理画面にも入ることができるので、
何かと便利です。
いくつか、301リダイレクト用のワードプレスプラグインがありますが、その中でも
特に使い勝手がいいのが、「Simple 301 Redirects」です。
Simple 301 Redirectsの設定方法
まず以下アドレスからダウンロードします。
その後、有効化し、管理メニューの「設定」の中の「301 Redirects」をクリックすると、設定画面に入ります。

管理画面は次の通り、いたってシンプル。
赤丸の Request の部分には変更前となるアドレスを記入し、赤い四角に変更後のアドレスを記入し、「変更を保存」をクリックして完了です。

設定は至って簡単ですが、複数のページがある場合、全てのページをここで設定しなければならないとしたら、非常に手間がかかりますね。
その場合は、ワイルドカード機能を利用します。
全てのページを丸ごとそっくりそのまま引っ越しする場合の設定法
ワイルドカード機能の設定は、半角の次の記号 * を利用し、「Use wildcard?」にチェックを入れます。
たとえば、あなたのサイトが http://aaaa.com/ だとして、次のアドレス http://xxxx.com/ に引っ越しする場合、
次のようになります。

キャプチャ画面を見ればわかるように、変更前のアドレス、http://aaaa.com/ は記入せず、ワイルドカードを意味する、 * のみを空欄に記入します。
疑問点等あれば、コメント欄を利用してください。